怒りって何のためにあるの?「怒りの役割」を心理カウンセラーが解説します

怒りって何のためにあるの?

怒る気持ちが止まらなかったり、うまく怒れない時、
「そもそも怒りって何のためにあるの?」と疑問に思ったことないですか?

怒りをコントロールするには、まず「怒りの役割」を理解することが重要です。

この記事を読み終えると、「そもそも何のために怒りがあるのか」役割が分かり、

怒りは「ただ抑えればいい訳ではない」事に気づくはずです。

動画で解説はこちら。本文は動画の下に続きます。

目次

怒りの役割は大切なものを守るため

怒りは大切なものを守るために備わっている感情です。

「大切なもの」とは、自分や大切な人の命や身体、価値観、期待や立場、気持ち、時間、持ち物など、形のあるなしに関わらず、あなたが大切に思うもののこと。


自分や大切な人が危険にさらされたり、大切にしている価値観を無視された時、期待や気持ちを傷つけられた時に、怒りを使って「やめろーーー!」とNOを突きつけることで大切なものを守る。

それが怒りの役割です。

怒りの役割とは:
大切に扱わない相手に「NO」を突きつけることで、大切なものを守ること

たとえば、変質者が子どもに近づいてきたら、母親は「やめてください!!!」って子どもを守ろうとしますね。

その時に使うのが「怒り」です。

約束の時間を守らない相手に怒りが湧くのも、「自分の時間という大切なもの」を粗末に扱われた!と感じたからです。

怒り自体は悪者ではない

ということは、怒ることが出来ないと「子ども」や「自分の時間」といった、大切なものを守れない、、、訳です。

嫌なことをされても「されるがまま」。

自分はもちろん、自分の大切なものも守ることが出来ません。

相手に抵抗したり正せない分、受けるダメージも大きくなってしまいます。

だから「怒り」の感情そのものは、悪いものではないんです。

怒りが悪いのではなくて、「怒り方」が問題なんですね、多くの場合。

相手にぶつけたり怒鳴ったり、相手や状況にふさわしくない怒り方をしてしまうっていう。

変えるべきは「怒り方」です

だから「怒らないように!」と怒りを封印するのではなくて、「怒りの出し方」を変えていくといいんです。

たとえば、

・爆発しないよう、普段から不満を溜めずに小出しにする
・これまで我慢した怒りは解消しておく
・怒りをぶつけるのではなく、「大切にしてほしい気持ち」を伝える

少しずつでいいので、怒りとの上手な付き合い方を学んでいけるといいです。

らぼちゃん

怒ったらダメ!って思ってました。

サイキトモミ

怒りは抑圧せずに「上手な出し方」を少しずつ身につけて行きましょう。^^

怒りは生きていくために必要な感情

ということで、怒りの役割をお伝えしてきました。

大切なものを大切にしながら生きていくために、怒りは必要な感情です。

怒りを出せるようになって、私自身、本当に人生変わりました。

「そういうのは嫌なんだけど」「これは やめてほしい」と
その行動をやめるよう相手に伝えられるようになったこと

これが私にはすごく大きなターニングポイントになりました。

「怒れない方」も「怒りが止まらない方」も、ぜひ怒りとの上手な付き合い方を知ってほしいなと思います。

相手にぶつけたり怒鳴らなくても、怒りは解消できます。

自分も周りも傷つけない、怒りの解消法に興味がある方にオススメです↓

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