カウンセリングをしていると「とにかく不安がつよくて毎日がしんどいんです」という方が、意外に多いです。
不安がつよいと、考えすぎて疲れてしまったり、焦って行動して空回りしたり、仕事が覚えられない、時間がかかる、、、といったことが起こるので、
落ち込んだり、自分を責めて、苦しくなってしまいますよね。
今日はそんな不安が強い方へ向けて、不安解消とは別の解決策についてお伝えしていきますね。
ノートを使って解決している方のメッセージもありますよ。
仕事ができないと感じている方へ
40代の働き女子さんの中には「私は仕事ができない」って感じている方が多いです。
だけどお話しを聞いていると、決して仕事の能力が低いわけでは ないんです。
不安が強いことで
本来もっている能力を発揮できていない
これが起きているだけってことた本当に多いです。
カウンセリングで不安が薄まれば、ちゃんと「仕事に集中して結果が出せる」ようになる方がほとんどです。
仕事の能力はある。ただ、それを発揮するのを「不安」が足を引っ張っているだけなんです。
不安をゆるめる方法とは
なので、不安を薄めていきたいのですが、そのためには「安心感を増やす」といいんです。
不安がつよい時って「不安や怖い気持ちを手放す」とか「その不安がどこから来るのか」と、根本原因にアプローチするのも大事なんですけど、
同時にね、不安の反対である「安心感」をいれてあげることも大事だと思っています。
冷たい水にお湯を注ぐとぬるま湯になるように、
不安な気持ちに「安心感」を足していくと、それに比例して自然と不安な気持ちも収まります。
40代こそ安心感がほしい時
「不安がつよい」「安心感を感じられない」というお悩みは、30代後半から40代以降に特に増えています。
20代は安心感が足りなくても
もちろん20代でも悩んでいる方はいると思うのですが、年を重ねるごとに深刻度が増していきます。
きっとね、若い頃って安心感が足りなくても「何とか なっていた」んだと思うんです。
たとえば、彼や友達とか周りを頼って安心感を満たすとか、何かに夢中になって気をそらす、、とか。
20代の頃って安心感が足りないことは自覚しつつも、やり過ごす方法があることで、そこまで深刻な問題になりづらいのです。
40代が安心感を感じづらい理由
だけど40代になると、ですね。
若い頃に比べて「人との距離感が遠くなる」方が増えるので、「足りない安心感を補う機会」が減ってしまうんです。
たとえば、誰かと一緒にいて安心するとか、話しを聞いてもらって落ち着いたといった「ホッとする時間」が減ってしまうんですね、若い頃と比べると。
みんな自分のことで手一杯になりやすい年代、、なのかな。
だから、友達やパートナーに頼るというより、自分で解決しようと頑張ったり、我慢しながらも「安心感を感じられず」に悶々してしまう、、、と苦しい状態になりやすいんです。
安心する感覚がないから、不安や心配、焦りが増えるし、孤独感や「とにかく気が重くてしんどい状態」が長く続いてしまう。。
人生過渡期な40代こそ、安心感が必要
その苦しい状態から抜け出して、楽になってほしいですし、
今後の人生に迷いやすい40代だからこそ、「安心感を感じられること」がすごく大事だと思ってます。
人生プランを決める時も、不安や焦りより安心感や落ち着きがある状態で、将来を考えたり選択していきたいからです。
安心感は子ども時代に作られる
安心感があるかどうかは、実は生い立ちが大きく影響してきます。
子どもの頃、家の中で安心して過ごせていたのか。とくに母親との間で、抱っこやスキンシップなどの関わりがあったのか等、いろんな要素が関わってきます。
このあたりの詳しいことは、また別記事でしっかりお伝えしたいと思いますが、安心感を感じられるかどうかの「心の土台」は、幼少期の家庭の中で作られます。
今からでも安心感は感じられるの?
もしそうだとすると、子どもの頃に安心できない環境で育ったら、その人は一生不安なまま過ごさないといけないのか。
という疑問が出てきますよね。
結論からいうと、「そんなことはないです」。
「今」安心感を感じられるかどうかは、生い立ちや生育歴が関係してきます。これは仕方ないことだけど、事実です。
だけどですね。
「今から先の将来」に安心感を感じられるかどうかは、今の行動によって変えることができます。
変わることが出来るのです。
40代からでも安心感は取り入れられる
ここはぜひ諦めないでほしいのですが、大人になってからでも安心感をとりこむことが出来ます。
私もそうして安心感を「後付けで取り入れた」一人です。
安心できるようになって、地に足がつくというか、ブレずにどっしりした気持ちでいることが増えました。
それまで焦って行動して空回ってたのが無くなり、孤独感や自分だけ置いていかれる感じも、気がついたら消えていました。
不安がゼロになったかというと、そうではなくて「不安はあるけど、過剰なほどではない」。そんな感じです。
不安がすべて無くなったら、いざという時の備えや準備が出来なくなるので、私は多少の不安がある、今のままでがいいのかなと思っています。
ノートを使って自分で安心感を取り込める
この安心感を取り入れることを、これまでは個人カウンセリングで行なっていました。
心の土台作りなので「一回で安心感感じられた!不安もゼロに。」ではなくて、何回か継続して積み上げることで、安心感を増やしていく。そんなイメージです。
そして今回、ノートとセルフワークで安心感を取り入れていくやり方を発見しまして、
これが結構ね、効果が出ているんです。
実際に取り組んだ方から届いたメッセージです(ご本人から許可をいただき掲載しています)。
大事なことなので再度書きますが、
これまで安心感を感じられなかった方も、ちゃんと自分で安心感を取り入れることが出来ます。
とくに今回のやり方は、自分で「安心感」を取り込めるところが良いなーって思っています。
必要な時に自分のペースで取り組めるし、やっぱり最後は「自分で出来るようになること」が大切です。
さっそく9月スタートのノート講座でもお伝えしますので、不安が強い方、人が怖い方、安心感を感じられない方は、ぜひご参加ください。
働く40代女性は、将来の迷いや人生の振り返りをする大事な時期です。
安心感という「心の土台」をしっかり築いて、自分らしい生き方へと進んでいく。そのサポートができれば嬉しいです。
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