リミッティングビリーフ
・欲しがってはいけない
・くつろいではいけない
・楽しんではいけない
・成し遂げてはいけない
・怒りを出してはいけない
・目立ったら叩かれる
・できない私には価値がない
「子どもであってはいけない」とは
この「子どもであってはいけない」は
日本人の多くが持っているビリーフです。
とくに長男長女さんに多いと
言われています。
「子どもであってはいけない」ビリーフは、子どもが本来どんな生き物かがわかると理解しやすいです。
子どもって本来、
「楽しいことが好き」
「人のことより自分が優先」
「はしゃいだり、感情表現ゆたか」
「甘えたり、人に頼る」
など、自分主体で自由にのびのび動きます。
そんな「子どもらしい一面」を禁止するのが、この「子どもであってはいけない」のビリーフです。
相手に合わせて
いつも我慢してばかり
かわいそうな人がいたら助けたい
相手がどう思ってるかが
すごく気になる…
はしゃいだり
感情を表現することが苦手
私はいつも尽くす側。
人に甘えたり頼ったりはしない
というように
「自分のことは後回し」「人のことを中心に考えがち」です。
そもそも自分が我慢していることに、気がついていない人も多いです
意識が他人に向いてるので「自分の我慢」に気がつけないのです
つねに周りを気にしていたら
自分らしく生きることはできません。
頑張りすぎて疲れてしまったり
不安になったり、むなしくなってしまいます。
「子どもであってはいけない」ビリーフをゆるめるためにも、まずは一緒に理解を深めるところから始めていきましょう。
「子どもであってはいけない」診断チェックリスト
「子どもであってはいけない」ビリーフがあると、こういった悩み(特徴)を抱えやすいです。
人を優先して自分のことは後回し
自分のことより他人を優先する。
人のお世話をしたり面倒見がいい反面、自分を犠牲にしてまで頑張りすぎてしまう。
相手に合わせてしまう
相手の期待に応えるために、過剰に人に合わせてしまう。
相手のニーズを汲み取ることが得意で、
「相手が喜びそうなこと」や「本心でないこと」を言ってしまうことも。
それが行き過ぎて
「自分の本音が分からない」「自分には何もない」と感じる人も多い。
いい子、いい人であろうとする
誰からも好かれたい気持ちが強く、つねに「いい子、いい人」でいたい。
自分らしくいることより、
「自分が理想とする いい人」でいようとします。
気を使いすぎる
過剰なほど、周りに気を使ってしまう。
飲み会へいけば、お皿やお箸を配ったり、
誰かのグラスが空いたらすぐさま
「次、何飲む?」と聞く。
自分がその場を楽しむことより、
周りに気を使ってお世話がかりをしてしまいます。
人からどう思われるか過剰に気になる
「嫌われてないかな」「好かれてるかな」
「みんなからどう思われてるんだろう」
人からどう思われるかが過剰に気になる。
気にするがあまり
欲しいものが言えなかったり、
やりたいことを我慢してしまいます。
周りの人の機嫌が気になる
嫌な思いをしている人がいないか。
機嫌わるい人がいないかな。
周りの人の機嫌を過剰に気にする。
険悪なムードになりそうな時は
間に割ってはいったり、
気まずい雰囲気になったら
周りのバランスをとろうとしたり。
周りの人の機嫌を気にして
つねに空気をよんでます。
話がそれますが、かつて金八先生は
「空気は読むもんじゃない〜吸うもんだ〜」って
言ってました。。
甘えられない、頼らない
人に甘えたり、頼ることが苦手。
苦手というか、そもそも
「人に甘えるという発想がない」人も多いです。
人に頼らない分、つねに一人で抱えこみ、
頑張りすぎてぐったり疲れてしまいます。
感情表現が苦手
思考がつよく、喜怒哀楽の感情をあまり出さない。
自分の感情が分からないという人も。
人前ではしゃいだり、ハメを外したり、
子どもっぽい振る舞いも苦手。
なかには、その反対に
「楽しいことしたい!」「ハメを外したい!」と
ハジけようとする人もいますが、どこか わざとらしく不自然な感じがします。
かわいそうな人を放っておけない
かわいそうな境遇の人に同情的で放っておけない。
手を差し伸べ献身的にサポートしますが
それが行き過ぎてしまい、
「余計なお世話」や「お節介」になってしまうことも。。
いつも尽くす側で尽くしてもらえない
私は相手のために頑張ってるのに、
誰も私のために尽くしてくれない。。
せっかくの頑張っても報われないと
悲しくなったり、むなしくなってしまいます。
たとえ周りからは
「いい人だしデキる人だから大丈夫」と
思われたとしても、
誰かに認めてもらったり、尽くしてもらったり、大切にしてもらいたいですよね。
「子どもであってはいけない」ビリーフの家庭環境
子どもであってはいけないの人は、
子どもの頃に
子どもらしくいられなかった
という家庭環境がよく出てきます。
1. 厳しい親のもと、我慢してばかり
ひとつめは、厳しい親のもとで我慢して育ったケースです。
親が真面目できっちり厳格すぎると、
子どもに対して「大人と同じ振る舞い」を求めてしまうんですね。
「ワガママ言わないっ!」
「泣かないの!我慢しなさいっ!」
「お姉ちゃんなんだから甘えないの!」
「ハシャがないの!黙っときなさい!」
もちろんそれらの中には
しつけで言わないといけない
大事なこともあります。
だけどそれが行き過ぎると、
泣きたい気持ちも欲しいものも
甘えたい気持ちも、ぜーんぶ
我慢しないとダメなのね
そんな風にもともと持っている「子どもらしさ」や「自然な気持ち・欲求」を封印してしまうんです。
子どもなのに「親の役割」をしていた
2つめは、子どもの頃から
「親の役割をしていた」ケースです。
まだ幼いお姉ちゃんが妹や弟の幼稚園の送り迎えをしていたり、夜に出かける両親に代わってお守りをしていたり。
または、
お母さんの愚痴を聞く役だったり、
アルコール中毒の親の面倒を見ていた等、
親の面倒を見ていた子どもとか。
最近話題になっていると
ヤングケアラーもそうです。
親の役割を任された子どもは
私がしっかりしないといけない
無意識に子どもらしさを封印するのです。
人の目を過剰に気にする親だった
3つめも意外と多いです。
人からどう思われるかを
過剰に気にする親だったケースです。
もともと子どもは人の目を気にしません。幼い頃は自分主体なんです。だけど、
「そんなことしたら、人から笑われるよ」
「ワガママだと人から嫌われるよ」
「近所の目があるんだから大人しくしてなさい」
人の目を意識するよう言われ続けると、
ちゃんとしないといけない。
じゃないと、人からどう思われるか不安、、、
人の目を気にして、子どもらしい自由さが封印されてしまうのです。
笑われた、バカにされた
親から笑われたり、バカにされることでも、「子どもであってはいけない」は作られます。
子どもらしさって
自由さや無邪気さだけでなくて、
つたなさ、上手にできない部分も
あるんですよね。
そこを笑われたり、バカにしたように
「すぐ泣く〜笑 安い涙だね〜」
「こんなことも出来ないの?笑」
「バカだね〜ww」
子どものつたない感じが可愛らしくて、ちょっと「おちょくるだけ」のつもりでも、
バカにされたくない!!
悔しい気持ちから子どもらしさを封印、しっかりできる人になろうと心に決めるのです。
家族間の仲裁役をしていた
最後が「子どもの頃から家族感の仲裁をしていたケース」です。
両親が不仲だった家庭に多いです。
「お父さんとお母さんのケンカを止めていた」
「怖いお父さんからお母さんを守っていた」
「険悪なムードが嫌で、家族を笑わせる役をしていた」
そんな風に
家族のバランスをとろうとして、
自分のワガママや不安な気持ちは二の次。
お父さんとお母さん、妹弟を
何とかしないと
家族の仲裁役をしている子どもは、
子どもらしくいられません。
上に書いた家庭環境は一例です。
苦しい家庭環境で育っても、大人になって幸せに暮らしている人は多くいらっしゃいます。
家庭環境で人生は決まりません。いつからでも、どんな状況からでも、幸せになれます。
「子どもであってはいけない」をゆるめるために
私、子どもであってはいけないが当てはまります
はい、この「子どもであってはいけない」は
自覚しやすいビリーフです。
自覚しているものの、
分かっているけど辞められないになりやすいんですね。
それは
自分を律する気持ちが強すぎたり、
周りに合わせすぎて「自分がわからない」状態だから、というのもありますが、
その根底には、
「自分のことを優先してはいけない」という思いがあるからです。
「ワガママ言ったら迷惑だよね」
「人に甘えたら、どう思われるかな」
「自分を優先するのは悪いことしてる気がする」
たしかに、生まれ育った家族の中では
自分を優先できない事情があったかもしれません。
だけど大人になった今、
あなたが周りを優先するのと同じように、
自分のことも優先してあげて欲しいのです。
「分かってもらいたい」「優しくしてほしい」
「愛されたい」「甘えさせてほしい」
相手から手を差し伸べてくれるのを
待つのではなくて、ね。
相手の優しさを受け取れる自分になるためにも、まず 自分が自分に優しくしてあげること。
一人で頑張らなくていいのです。
この「子どもであってはいけない」をゆるめて、周りの人たちと助け合いながら、あなたらしい幸せを叶えていきましょう。
このビリーフをゆるめると、自分を大切にできるようになりますよ。
「子どもであってはいけない」まとめ
このビリーフがあると、人に頼ったり助けを求めることが苦手になります。
でもだからこそ、
自分一人で頑張りすぎずに、
周りの人たちに助けてもらいながら生きていく。
ここをね、目指して欲しいのです。
これが「子どもであってはいけない」の人が目指す生き方です。
責任感がつよく、周りへの気遣いもできる
あなただからこそ、
一人で先頭集団をひっぱるマラソンではなく、
「つかれたー」「もう少しがんばろー」
「終わったらビールのむぞー!」と
ワイワイ言いながらみんなで駆け抜けていく。
仲間とつながり、楽しみながら生きていく!を
叶えるためにも「子どもであってはいけない」をゆるめることが必要なのです。
リミッティングビリーフ
・欲しがってはいけない
・くつろいではいけない
・楽しんではいけない
・成し遂げてはいけない
・怒りを出してはいけない
・目立ったら叩かれる
・できない私には価値がない