私が自分に自信が持てなかった頃のことです。
当時の私の睡眠時間は、きっかり7時間。
何時に寝ても、目覚まし時計がなくても、ムクッと目が覚めるのは、いつも寝た時間から7時間後でした。今も、子どもの世話がなければ、7時間睡眠です。
ある日、テレビでこんなことを言っていて↓
レム睡眠とノンレム睡眠が90分サイクルで入れ替わるから、睡眠時間は6時間か7.5時間、9時間のいずれかがいいです。
それ観たときに、すぐ思ったのは
7時間睡眠の私って、90分毎の睡眠サイクルからズレてる・・・
とだったんですよね。
あれ、私の睡眠時間って、おかしくない?
90分サイクルであるなら、6時間、7.5時間、9時間になるはずなのに、7時間だと睡眠サイクルからズレてるじゃん、って。
テレビでは、「そのほうが質のいい睡眠がとれますよ」程度だったと思うんですけど、自分の中では「90分の倍数じゃないとダメ」と変換されてたんですよね。
で、そこから睡眠時間を6時間、7.5時間、9時間のいずれかに変えようと頑張りました。
数年間、ふと思い出しては、睡眠サイクルを変えようとしてきたんですけど、やっぱり身体がすっきり目覚めるのは、寝てから7時間後なんですよ。
目覚ましをかけなくても、ムクッと起きることができる。
そんな時、尊敬する経営者の方と話していたら、「俺はいつも5時間睡眠なんだよねー。5時間ねたら、調子いいんだわ。」と言ってたんです。
思わず、思いましたよ、
えっ!!90分の倍数じゃないじゃん!
余計なお世話と思いつつも、「レム睡眠・ノンレム睡眠90分交代だから、6時間、7.5時間がいいらしいですよ〜」的なことを伝えたところ、
その方は、「へ〜、そうなんだー。でも、俺の身体は5時間睡眠でちょうどいいんだよね〜」って。
こうやって、いま文字にすると、「そりゃそうだよね」な返答なんですけど、当時の私はすごくビックリしたんですよ。
定説に合わせなくていいんだ?!
自分が「そうなってしまう」ほうに従っていいんだ?!って。
世間の常識や、権威ある先生が「これがいいよ」と言ったことを実践しなくちゃと思っていたけど、そうじゃなくて、自分に合う方を選んでいいのね、と目からウロコでした。
そのことがあってから、自分に自信を持つために、私が意識してやっていたことの一つが「基準を自分に戻すこと」でした。
基準を自分に戻すとは、人に流されずに、自分がいいと思うことを選択するということ。
自分に自信がなかった頃、私はこれが出来なかったんですよね。自分のやっていることが、なんだか間違っている気がしていて。
自分を信じることが出来なかったんですよ。自分の感覚が信じられないというか。
だから、人と同じであろうとしたし、常識の範囲内にいたら安心、みたいに思ってたんですよね。
多くの人は、「自信がもてたら」あれしよう、これしようと考えます。
だけど、いつかそうなるのを待つんじゃなくてさ、今からできることから始めてみるのも大事だと思うんです。
当時の私も、ぜんぜん自信がなかったけど、上のことでウロコはがれてからは、人に流されずに、自分がいいと思うことを選択してみようと、一人、メンタル筋トレをしてました。^^
もし、自分がいいと思うことが分からないなら、「勝手にそうなっちゃうこと」とか(私の7時間睡眠みたいにね)、「なんとなく心地いいこと」に従ってみる。
たとえ根拠がなくても、頼りなく映ったとしても、もっと自分を信じてついていってみる◎
最初は足元がおぼつかなくても、それでも自分の感覚を信じて進んでいったら、今までとは違う景色が見えるから。
もし、転んだら、また立ち上がって、足をあげて前へ進めればいいだけ、です。^^