「人の悩みばっかり聞いてて、もらっちゃわないですか?」→もらいません◎

初対面の方に「心理セラピストをしています」と伝えると、決まって

/ 
悩みばっかり聞いてると、
シンドイの、
もらっちゃわないですか??

 
と訊かれます。

たしかに私も心理セラピストになる前は、そんなイメージを持っていました。
悩みを聞いてるうちに、もらっちゃいそうで大変だなって。

心理セラピストになって、実際、いろんな方のお悩みに関わる中で、
壮絶な体験をされた方のお話を聞くことも多々あります。

お話しを伺ってるだけで、こちらの胸が締め付けられるときも
正直、あります。

だけど、どんな過去があったとしても
今、どんな状況であったとしても、

「この苦しさを何とかしたい。自分を良くしたい。」

そんな思いでセッションに来てくださることに、
心から敬意を表したい気持ちです。
 
 
で、本題の、「人の悩みばっかり聞いてたら、もらっちゃわないですか?」の問いは、即答で、
 
/ 
 もらいません!!!

 

もし「人の悩みを聞いてたら、もらっちゃって〜」と、カウンセラー・セラピストが感じるとしたら、

それは、悩みを聞いてるうちに、自分の持っている課題(問題)が呼び起こされたから。

「もらっちゃった」と感じたときって、その悩みに「共鳴しちゃってる」んです。

本来、プロとして、共感して寄り添いながら話しを聞く場面で
共鳴や感化が起きちゃってるんです。

で、なぜ共鳴が起きるかというと、やっぱり聞き手側に、
共鳴の元となる「未解決の課題」があるから、です。

自分の悩みや問題が解決されていたら、誰かのしんどい話しやお悩みを聞いたとしても、
「もらっちゃう」とか「引っ張られる」感覚は起きません。
 
つらいお話を聞いて、共感したり、胸が痛むことはあっても、

共鳴しすぎたり、そのつらさを引きずったり、
「もらっちゃう」と表現する状態にはならないんですよね。

だからこそ、
心理カウンセラー、セラピストは
 
/ 
自分の悩みを
きちんと解決しておくことが
とっても大事!!

なんです。

でないと、セラピスト自身も苦しくなるし、
クライアントと一緒に共倒れしちゃうのでね。

本来、カウンセラー・セラピストがクライアントから”もらっちゃう”のは、
かけがえのない、素晴らしいものばかり◎

クライアントさんの
”良くなりたい”、”自分を助けたい”という「勇気」や「想い」、
 周りを幸せにしたいという「愛情」や「情」、 
「人のもつ可能性」や「素晴らしさ」など、

私は、たくさんの、かけがえのないものを
”もらって”います。

もし、誰かの重い話を聴くのがしんどい、、、と感じるなら、
共鳴を起こしている「未解決の問題」が解決すると、楽になっていきますよ。

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