「会社の飲み会に私だけ誘われない…」
「少人数の集まりに声をかけてもらえない…」
「グループの輪に入れない…」
こういった疎外感を感じている人は意外と多いです。
今回は、私自身が会社員時代に経験した「疎外感」と克服するためにやった3つのことをお伝えしていきます。
「私だけ誘われない」という疎外感
私がまだ会社員だった頃のことです。
全体での飲み会やイベントには声をかけてもらえるのに、部署内の少人数での飲み会や外出には誘われない。
無視されていたわけではないし、ランチも数名で行ってました。だけど少人数の飲み会になると、私だけ誘ってもらえてない気がしていて。
「面白い話もできないから呼ばれないのかな」
「雰囲気が硬いから避けられてるのかな」
「好かれる要素がない私がダメなんじゃ…」
そんなことを悶々と考え、自分を否定していました。
ちょうどカウンセリングの勉強をはじめたこともあり、この「疎外感」を解決することにしました。
疎外感から抜け出すために取り組んだ3つのこと
「疎外感」や「誘われない自分」から抜け出すために取り組んだことは、3つ。試した順にお伝えしますね。
1. 過去のトラウマ体験を解消する
「なぜ私だけ誘われないと感じてるんだろう?」
「この疎外感はいつから感じてたんだろう?」
そう考えて過去を振り返ってみると、中学時代の経験が出てきました。女子グループにうまく馴染めてなかった記憶です。
当時の女子グループにうまく馴染めなかった体験が、現在の疎外感と重なっていたことに気がつきました。
中学時代は、
- グループ内で仲間外れにされる対象が
順番に移っていく状況にあった - 自分が次の対象になるかもしれないという
恐怖を感じていた - その恐怖感や警戒する気持ちが残っていた
この過去のトラウマ体験が今も影響していて、
10回誘われても、誘われなかった1回が気になったり、ささいな出来事でも「私だけ…」と考えてしまう状態だったんです。
こんな風にね、
過去のトラウマ体験が残ったままだと、当時の恐怖心が、いま現在も足を引っ張ってしまいます。
私の場合だと、グループに対して警戒心というか、気を許せない感じがあったり、大勢の中で自分だけ孤立したように感じたり、ですね。
なので、まず、
そのトラウマ体験を心理カウンセリングを受けて解消しました。
そしたらですね、これ不思議なんですけど、
・「私だけ誘われない、、、」が消えて、
・自分へのダメ出しも被害者意識もなくなり、
・グループで浮いてる感じや疎外感もない
そんな風に変化したんです。
トラウマ解消の効果にびっくりだし、それほど今にも影響していることを実感しました。
過去のトラウマ解消、これが最初にやったことです。
2. 本当の気持ちの見つめ直し
トラウマ解消でスッキリしたら、こんな疑問が出てきました。
「私は本当に誘われたいの?」
「そのグループに入りたい?」
自分がどうしたいのか、正直に自分と向き合ってみると…
- みんなと楽しそうに過ごす時間っていいな
- でも実際の飲み会では気を使って疲れる
- 一人の時間も実は好き
トラウマを癒やしてから考えてみると、「そんなに誘われたいわけじゃなかった」「職場の人と集まるのは、たまにでいいかな」という本音が見えてきたんですね。
さらに、
誘われた時もあったことも思い出しました。
誘われなかったことばかりを気にしていたけど、誘われていた時もちゃんとあったな、って。
トラウマを解消して冷静になってみると、それまで見えていなかったことに気がついたんですね。
「私だけ誘われない…」という思っていたけど、「実はそんなに望んでなかったのかも」と気づいたり、誘われていたことを思い出したことで、だいぶ気持ちが楽になりました。
ここで終わっても良かったんですけど、もう少し「誘ってもらえる人」になりたいなと思ったんですね。
3. 誘われる人の行動を観察する
なので、実際に誘われている人たちをそっと観察してみました。すると…
誘われている人は、
- 自分から「行きませんか?」と声をかけている
- 「この店、気になるんです」って提案している
- 行きたい気持ちを態度で示している
って特徴があったんですね。
たしかに
そういう人の方が誘いやすいですよね。
一方、誘われない人たちは、
- ただ誘われるのを待っているだけ
- 行きたい気持ちを表現していない
- アクション自体を起こしていない
まるでテニスコートで、ボールが来るのをただ待っているような状態だったんですね。相手にサーブを打てば、ちゃんとボールは返ってくるのに。
誘われないと思っている人は「自分からは誘わない人」だったんですね。
ここはね、反省点だったし、トラウマを解消したことで、自分からも気軽に誘えるようになったので、声を掛けるようになりました。
変化への気づき
この3つのステップをやってみたら、状況は自然と変わっていきました。
全ての飲み会に参加する必要はない。でも、たまにははみんなと楽しい時間を過ごしたい。
ちょっとね、都合がいいというか自分勝手な思いなんですけどね。その素直な気持ちに従って、少しずつ自分から行動を起こしたら、いい距離感を保ちつつ、みんなと楽しく過ごせるようになりました。
疎外感だけじゃなくてね、「私ってダメだよね」「自分はつまらない人」といった自己否定感も同時にゆるみ、本当に楽になりました。^^
40代女性へのメッセージ
「私だけ誘われない」「グループに馴染めない」…。こんな思い込みや行動パターンは、40代でも50代でも変えられます。
けっこうね、仕事に一生懸命な頑張り屋さんほど、疎外感を抱えてしまいがちです。
もし今、同じように疎外感を感じていても、諦めないでください。解決への道はありますから。
まとめ:疎外感を解消する3つのポイント
- 過去のトラウマに向き合い、解消する
- 本当の気持ちを理解する
- 具体的なアクションを観察し、実践する
やってみたけど解決しなかった、、って時は、カウンセリングを受けてみてください。
一人だとやり方が違っていたり、トラウマ解消ができなかったり、自己流になりやすいです。
何十年も同じ問題を繰り返していたり、人間関係がうまくいかない時は、ぜひお話を聞かせてくださいね。
よくある質問(Q&A)
Q1. 年齢的にもう遅いのではと思ってしまいます。40代でも変われますか?
はい、大丈夫です、変われますよ。
心理カウンセラーとして多くのクライアントさんを見てきましたが、40代だけでなく50代、60代でも素晴らしい変化を遂げる方が大勢いらっしゃいます。
むしろ、人生経験を積んでいる分、変化のための深い気づきも得られやすいんですよ。
Q2. 職場の人間関係で疎外感を感じるのは、私がダメだからでしょうか?
いいえ、決してそうではありません。
疎外感は誰もが経験する、自然な感情です。むしろ、その気持ちに気づけていることが素晴らしいことです。
大切なのは、自分を責めることではなく、その感情の原因を理解し、少しずつ行動を変えていくこと。
Q3. 中学時代のトラウマのような経験、克服できますか?
トラウマは必ず癒やすことができます。適切なケアと向き合い方で、その影響を軽減したり、新しい行動パターンを身につけることが可能です。
ただし、カウンセラーにも専門分野があります。ぜひトラウマ解消ができる人にお願いしてください。
私自身、中学時代の女子グループでの経験が、長年トラウマになっていましたが、適切なアプローチで解決することができました。
今ではその経験を活かして、トラウマ解決をする側になり、多くの方のサポートをしています。
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