こんにちは、自分を大切にする心理学の
斉木智美(さいきともみ)です。
自信がない方のカウンセリングをしていると、
自信がないと悩みつつも、心の奥底では
「実は自分に自信を持っている」って方が意外に多くいらっしゃるんですね。
・自分に自信がない
・劣等感がつよい
・自己否定がつよい
・失敗すると鬱っぽくなるほど落ち込む
悩みだけを聞くと、自己肯定感の低さにつながる
「出来ない私には価値がない」の呪縛メッセージと似ています。
今回の「目立ってはいけない」と思い込んでいる人は、
劣等感や自己否定が強いものの、本心ではこう感じているんです。
・本当は、私はデキる
・心の奥底では自分が優れていると思っている
・いろいろあっても最後はうまくいく感がハンパない
自己否定があって苦しいんだけど、その根底には「根拠のない自信」がある。
そこが、「出来ない私には価値がない」との大きな違いです。
自信ないけど、どこかで「最後はうまくいくんだよね」と思っている方。この記事が当てはまるかもしれませんよ。
私たちの人生の足かせとなる「ネガティブな思い込み」を解説する【心の呪縛シリーズ第二弾】です!
「目立ってはいけない」チェックリスト
心の呪縛メッセージ「目立ってはいけない」がある時、日常生活においてこう感じやすいです。
- 目立ってはいけないと感じる
- 出る杭は打たれると思っている
- 目立つとトラブルになる気がする
- 「人より秀でてはいけない」と感じる
- 人の評価が過剰にきになる
- 周りに合わせようとしすぎる
- うまくいっても秘密にしておきたい
(なぜなら嫌われたり妬まれるから) - 人生低空で、イマイチ突き抜けられない
- 目立っている人を見ると嫌な気持ちがする
- 自由に突き抜けている人を見ると、もやもやする
- 女性のグループや集団が苦手
- やりたいことがあっても、一歩を踏み出せない
- 常識や世間体に縛られて、やりたいことができない
いくつ当てはまりましたか?
どのポイントも根底にあるのは、
「目立ったら叩かれる」「注目されると痛い目にあう」
という思い込みです。
でも、この思い込みも持っている人と持っていない人がいます。
この思い込みが作られる原因を見ていきましょう。
この思い込みが作られた原因
「目立ってはいけない」という思い込みは、2つの中で作られます。
①幼少期の養育者との関わり
②学校生活などグループ内での関わり
この2つの場所で作られます。
どちらか一方があった方もいれば、両方あった!という人もいると思います。
では一つずつ見てみましょう。
親からのメッセージ
親や祖父母が「目立ってはいけない」と思い込んでいて
それを引き継いだケースが多いです。
- 「目立ったらいけない」と言い聞かされた
- 「うまくいっても人に言ってはいけない」「出る杭は打たれる」等と言い聞かされた
- うまくいったことを他人に言ったら怒られた
- 「周りに合わせるように」と言い聞かされた
こんな風に、子どもの頃に
「目立ったら嫌な思いをするよ」「自分を出したらダメ」というメッセージを受け取っていたはずです。
直接「目立っちゃダメ」と言われなくても、
目立つ行為をした時に怒られたり、無視される等、
間接的に受け取った人もいると思います。
親自身も「目立ったらいけない」と思いこみがあるんですね。
特に昔は近所づきあいも密だったので、
・目立つことしたら、あれこれ言われる
・少しでも外れたことをしたら、噂される
・人と違うことをすると嫌な目にあう
といった思い込みをもっている親世代は多いと思います。
学校生活の中で作られる
思い込みの多くは、養育者との間で作られますが、
「目立ってはいけない」は、学校生活でも作られます。
小学校高学年〜高校の頃、こんな出来事があったはずです。
- 目立ったらグループから無視された
- グループを引っ張ろうとしたら孤立した
- 部活の部長や学級委員をして、周りから反発をうけた
- 勉強や運動が「デキた」時に悪口を言われた
- 理由がないのに「調子にのるな」と言われた
- 1対多でいじめられたり、孤立した
- 目立ってイジメにあう人が身近にいた
いわゆる「女子の人間関係」の中で作られていることが多いです。
思い込みが作られた後は、どうなるの?
「目立ってはいけない」の呪縛メッセージがあると、大人になってからも、イマイチつきぬけない人生になってしまいがちに。
これ本当にもったいないって思うんです。
とくに思春期の女子グループの中で「出る杭打たれる」って思った人ほど、
・人と違う才能や感性、魅力
・人を導くリーダー素質
があるはずなんですよ。
過去に目立ったことで叩かれた経験をしているなら、なおさら、もともと目立つ要素を持っている人なわけです。
たとえば、
・飲み込みが早い
・物事の本質をつかむのが上手
・身体能力が高い
・勇敢で思い切りがいい
とかね。
能力や魅力を抑えこんで周りに合わせて生きてるけど、もともとが優秀だから、組織では「優秀なNO2ポジション」になりやすいはず。
トップに立ったら叩かれるからNO1に上り詰めたいという野心がないんです。
若いうちはそれで充実できるけど、30代後半になると段々行き詰まってくるんですよ。
私って恵まれてる方だし幸せ。だけど、
人生低空飛行で突き抜けられない気がする…
目立たないように生きるのは、「自分らしさ」を出さすに生きていくことです。
「目立ってはいけない」を解決するために
「目立ったら人からあれこれ言われる」「出る杭うたれる」
そう感じている人に伝えたいのは、
ってことです。
目立たないように生きるためには、「自分らしさ」を消す必要があります。
・自分の本心
・自分が本当にやりたいこと
・自分が心底感じていること
・自分が心から思っていること
自分が「自然体で、本心のままに生きること」といった、
自分らしさを失っているわけです。
人の評価が気になったり、自分が自分を評価するから、
「本来の自分」がうっすくなるんです。
学生時代や家庭の中では、うすめのカルピスが人気だったかもしれない。
だからって、大人になった今は
周りにあわせた「うっすいカルピス」になる必要がない訳です。
やっぱカルピスは原液に限るよね!って人がいるかもしれないし笑、
うっすいのも原液も出せるようになったら、
相手や場面にあわせて、濃度を変えていけますよね。
まずは目立ったことで嫌われたり孤立した、
その時の気持ちを放出するといいですよ。
その上で、評価から自分を解放してあげること。
周りの評価からも、自分が自分にしている評価からも、
自分を解放してあげるのです。
ここはカウンセリングノート術でも解決できます◎
心の呪縛メッセージから一日でも早く抜け出して、あなた本来の魅力が発揮できるよう、カウンセリングやノート講座を行なっています。
呪縛から抜け出したいと思ったら、ぜひ一緒に進んでいきましょう。
\思い込みを変えるノート講座もお勧めです/