2016.03.16 執筆
2019.08.06 加筆修正
2024.02.05 コンテンツ見直し、加筆修正
ついカッとなって物にあたってしまった
感情的に言い返してしまった
感情のコントロールができない
仕事中にキレてしまった。
感情的になってはいけない。そう分かっていても、怒りが爆発してつい怒鳴ってしまった。物にあたってしまった。泣いてしまった。
周りのみんなは冷静に働いている。感情のコントロールができていないのは私だけ。みんな、私のことをどう思ってるだろう…。あー、もう最悪。もう会社に行きたくない。。
一度キレてしまうと、自己嫌悪や自分責め、周りの目も気になるし、、、と苦しくなってしまいますよね。
だけど、大丈夫ですよ。キレてしまう、そのパターンは変えることが出来ます。そのためにもまず、キレる心理について学ぶ必要があります。
そもそも私たちは、なぜキレてしまうのでしょうか。
キレてしまう心理とは
職場でキレてしまう原因、それは、
「頑張りすぎ」「我慢しすぎ」が続いたから です。
たとえば、
・仕事がいっぱいいっぱいで、気持ちに余裕がなかった
・自分が大切にされていない気がした
・もともと不満が溜まっていた
・心も身体も疲弊していた
こんな感じで、「頑張りすぎ」「我慢しすぎ」ると、そのうち限界がきて感情が爆発、キレてしまうんです。
頑張りすぎ、我慢しすぎなんです
キレてしまう人ほど、ご自身のことを「短気」とか「怒りっぽい」「感情がコントロールできない」と思ってます。だけど実はこれ、逆なんです。
感情をおさえてしまう。言いたいことを言わない。キャパオーバーで頑張りすぎてしまう。自分がないがしろにされても、我慢してしまう。
そんな風に、ふだんから「自分」や「感情」を抑圧しすぎるから、溜まった不満が爆発、キレてしまうのです。
参考記事:感情を我慢し続けたらどうなるの?
ちなみに、この爆発した感情は「怒り」とは限りません。
「キレる=怒ってる」ではない
キレた時って「怒っている」と思いますよね。怒りが爆発するから怒鳴るし、物に当たってしまう。
だけど実際には、キレた時は 怒り以外の感情が爆発しているんです。「怒り以外の感情」とは、悲しみや怖さのこと。
怒りが爆発したつもりでも、実は、悲しみや恐怖心が爆発しているのです。
たとえば、
・分かってもらえない悲しさ
・大切に扱ってもらえない苦しさ
・不安や心配で余裕がない
・恐怖心がマックスに達した
こうした悲しみや怖さが溜まってキレてしまうんです。
だから
悲しめない、怖いをちゃんと感じられない人ほどキレやすいです。
そのあたりの心理を動画で解説しました。
下のリンクから観れます。
ただ、やり方が分からないだけ。
キレてしまう、その根底にある課題は ネガティブな気持ちの出し方を知らない ということです。「器が小さいから」でも、「我慢が足りないから」「私がダメだから」でもありません。
職場や人前で感情を抑える時もあると思います。この時、後からでもいいので、ネガティブな気持ちを発散しておく。そうすると「感情爆発」や「キレる」は起こりません。
キレてしまうその前に、ネガティブな気持ちをガス抜きしておく感じです。
だけど、そのやり方を知らないと、ネガティブな気持ちは解消されないまま、ずっと溜め込まれることになります。そのうち限界をむかえて感情が爆発、「キレてしまう」ことに。。
さらにいうとですね、
キレた後、多くの方が 自己嫌悪からさらに感情を抑えようとします。「キレないように、気持ちを抑えないと!」って。
で、ますますネガティブな気持ちは発散されずに溜め込まれて、そのうち爆発!という悪循環に。。
だから、キレやすい人は
「感情を我慢」と「それが爆発」の二極を行ったり来たりしているんです。
そのパターンから抜け出すためにも、まずは ネガティブな感情の発散法を知ること です。
どうしたらネガティブな気持ちが消えるのか、感情を「コントロールする」のでなく、「発散して消す方法を知ること」が重要なのです。
キレる人の原因と解決法(動画)
「キレる=怒り」ではないですよ、ということを動画で話しています↓