こんにちは、斉木智美です。
「妊娠していますが、心理カウンセリングを受けられますか?」
数は多くないのですが、このようなお問い合わせをいただくことがあります。
妊娠中は気持ちがアップダウンしやすい
私自身、妊娠中に、誰かに話しを聞いてもらいたい、ぐるぐるしてるのを整理してほしい、と思ったことが何度もありました。
なんせ初めて経験する出産ですからね、ちゃんと生まれてくるかなぁとか、生まれてきた赤ちゃんみて愛せるかなぁとか、今なら、「大丈夫、大丈夫、なるようになる!!」と言えることでも、当時は、初めての大きな経験を前に、不安だったんですよね。
それにプラスして、ホルモンバランスの影響なのか、何気ない一言に傷ついたり、誰かの優しさに涙が出てきたり(電車で席をゆずってくれた人に、恩人!こんなに優しい人が世の中にいるなんて!!ありがたすぎる!!とか思ってました笑)。
妊娠期間って、ゆったり穏やかにベビ待ちしてると思っていたけど、実際には、気持ちの浮き沈みが激しい時期もありました。
妊婦さんへの心理カウンセリング方法
やっぱり妊娠って、女性が命がけで行うもの。そんな人生における大仕事をするんだから、自分一人で頑張るんじゃなくて、人のチカラを借りよう。
そう思って、主人や心理カウンセラーにサポートしてもらいました。
「なんか分からないけどイライラする」気持ちを聞いてもらったり、ぐるぐるする思考を整理してもらったり。
凝り固まった主観的なモノの見方に対して、客観的な意見をもらうことで、ハッとする気づきがあったり。どうなりたいのか理想を明らかにして「今からやること」を明確にしたり。
私のことを分かってくれる味方がいる心強さや、とにかく思考が整理されるスッキリ感がよかったんですよね。
同じように、妊娠されている方への心理カウンセリングは、傾聴とアドバイスがメインとなります。
妊婦さんに潜在意識の書き換えをしない、その理由
妊娠中の方へは、傾聴とアドバイスを行いますが、潜在意識の思い込みを書き換える心理セラピーは行いません。理由は、母子の安全を優先したいからです。
潜在意識の書き換えでは、場合によっては、過去の痛みに向き合ったり、気持ちが揺れたりすることがあります。
ふだんなら問題がなくても、妊娠中は神経がピリピリしやすかったり、感じ方がいつもより敏感になるため、母体に影響を出さないためにも、思い込みの書き換え(ビリーフチェンジ)は行いません。
クライアントさんの安全を確保するためにも、妊娠中は、胎児とご自身の身体を第一にゆっくり過ごすことをお勧めます。
・潜在意識の書き換えはしておりません。
・過去のつらい体験を振り返るなど、感情が激しく出てこない形でのカウンセリングです。
過去のことを思い出して苦しい時はどうする?
とはいえ、妊娠している間に、昔のつらかった出来事が思いだされてしまう、、、という方もいらっしゃいます。妊娠をキッカケに、両親と関わる時間が増えたり、子ども時代のことを思い出したり、周りの環境が変わることで、それまで閉じ込めていた気持ちが溢れ出てくることがあるんですよね。
ふだんであれば、心理カウンセリングで「感情の消化」や「トラウマ解消」をしますが、妊娠中だとそれが出来ません。
なので、どうしても心理的に苦しい方には、気持ちを整理するための簡単なワークを個別でお伝えしています。我慢して押さえこんだ気持ちが暴れているので、それを激しくない形で昇華していくやり方です。
こちらは、その方の状況によって異なりますので、別途お問い合わせください。
まとめ
これまでも、妊婦の方には、お話しを伺い、心理から見た講義や新たな視点をお伝えさせていただくセッションを提供しております。
その後、出産して数ヶ月経ってから、潜在意識の書き換えに来た方もいらっしゃいます。
「妊娠してるけど、いま苦しい状況にいるから思い込みを変えたい。悩みの根本原因を変えたい」というご要望もありますが、母子の安全を最優先に考えてのことですのでどうぞご了承ください。
私のように元々我慢づよかったり、妊娠中も働いていると、ストレスが溜まりやすいのでね。ぜひ一人で頑張らずに、心理カウンセラーの手を借りてもらえたらと思います。対面セッションだけでなく、オンラインでも受けていただけます。お気軽にご相談ください。
また、継続的コースにて受けている方も妊娠の兆候がある場合は、 速やかにお知らせくださいね。(一緒によろこんで、お祝いいたします♪^^)
どうぞよろしくお願い致します。