自分が望む形で愛されるとは限らない。すでに「有る」に気づかないと不幸なまま。


愛情を受け取れるようになりたい!

心理カウンセリングで、よく出てくるテーマの一つです。

受け取れないとおっしゃる方のお話しを伺っていると、2つのタイプの方があるんですよね。

・「愛情をくれてるのは分かっているけど、受け取れない」という方
・ 「愛情をもらってることに、気がついていない」という方

あなたは、どっちのタイプですか?

私は、、、両方あると思います。^^;

目次

愛情をもらっているのに受け取れないケース

1つめの「愛情をもらっているのに受け取れない」は、相手が愛情をポンと差し出してくれてるのに、それを手に取らないケース。

「かわいいね」「よかったよ」「すごかったね」と褒めてもらっても、「いえいえ、そんなことないです。」と否定しちゃうよね。

私もね「かわいいね」って言われたときは、速攻で「まったまた〜!!」と笑いに変えて、スルーしてました。1ミリも本気にしてなかったんですね。笑

「あのプレゼン、良かったよ」と仕事を褒められたときは、「いやいや、〇〇さんが資料づくりを手伝ってくれたんですよー。私はただしゃべっただけで。」と、謎のへりくだりをしていて。

分かっていても愛情を受け取れない、その原因とは

愛情をかけてくれたり認めてくれてるって、分かっていても、受け取れないんですよ。

頭では、「ありがとうございます」って言えばいいのも分かっているけど、スルーする反応を反射的にしてしまうというか。

その根底にあるのは、「私にはそんな価値がないし…」という思い。

そんな言われるほど可愛くないし、すごくないし、良くもなかったんですよ、と自己評価が低いと、評価以上のメッセージが受け取れないわけ。

自分のことを30点だと思っていたら、相手からの愛情も30点分しか受け取れない。80点の愛情が注がれても、嘘くさく見えちゃうのね。

愛情を受け取りたい分だけ、自分の評価をあげよう

私もそうだったんだけど、自己評価が低い人ほど、外からの愛情で不足感を満たそうとしちゃうのね。

「誰かに認められたら、自分に価値があると思える」とか「愛される私には、価値がある」って感じで。

とはいえ、いざ外から愛情が来ても受け取れない。だから自己評価は低いままで苦しくなっちゃう。

「外からの愛情」で自己評価を上げるんじゃなくて、自己評価が上がるから「外からの愛情」が受け取れるようになるわけ。

はじまりは、「自己評価を上げること」。まず自分の内面を見つめるわけ。

答えも、解決策も、自分の外にはない!!ってことです。

大丈夫ですよ。いつからでも、どんな状態からでも、

愛情を受け取れるようになりますよ。

かつての私も、人からの愛情受け取れなかったし、褒め言葉もバッサバッサと切り捨ててたけど笑、自分に向き合って、自己評価の低さをクリアしたら、ちゃんと愛情受け取れるようになりました。

好きな人と結婚することもできたし、褒め言葉も、「いやいや、そんなことないです!!」と全力で否定することなく笑、「ほんとー?ありがとーー」と、感謝とともに受け取れるようになりました。

愛情をもらってることに、気がついていないケース

ただ、実際にカウンセリングをしていると、2つめの「愛情をもらってることに気がついていない」方も意外と多いんです。

先日来たクライアントさんも、「私、愛されてないんです」「もっと愛情もらいたいのに…」とおっしゃるので、お相手とのやりとりを伺ったところ…

相手の方の対応が、

どうみても愛されてますよね?

ってものだったんですよ。

「えっ!?もらってないですけど!?」って反応になるんですけど、いやいや、もらってないこと、ないんですって!

本当は、彼や周りの人から愛情をもらっているのに、それに気付けていないケースって、意外と多いんです。

気づけてないから、愛情を受け取れていない。

受け取れていないどころか、「私って愛されてない…」と思ってることも多い。

だって、気がつかない間は、愛情が入ってこないからね。

もらってる愛情に気づかない、その原因

もらっている愛情に気付けないのは、

自分が望む形以外の愛情を、愛だと認識しないから。

たとえば、「話しを聞いてもらえる=愛されている」だと思っていたら、「あえて、今はそっとして見守っていよう」という愛情には気づけない訳で。

結果、「私の話しを聞いてくれないんです… 私は大切にされてないし、愛されてないんです(><)」となってしまうんですよね。

目の前の愛情に気がつこう。そして受け取ろう。

でね、そんな愛情に気づけてない方に伝えたいのが、

愛情ってね、あなたが望むとおりの形でもらえるとは限らないんです。

そして、

たとえ、欲しい形でなかったとしても、そこには確かに、
あなたに向けられた愛情が有る!!
んです。

そのことを知ってて欲しいと思います。

”愛情”って言われてピンとこなければ、やさしさ、おもいやり、関心、気持ち、と読み替えてください。

「私が欲しい愛情は、これくらいの大きさで、こういう形!」と決めてると、それ以外の、大きさや形の違う愛情に気付けなくなっちゃうのね。

しかも、これ、無意識にやってるからね、「こういう愛情だけが愛情だよね」って。

愛を受け取る守備範囲が、狭すぎ!なわけ!

↑カゴに入らなかった愛情は、受け取られずに下に落ちたまま。 無念じゃー!

愛されないと感じてしまうのは、誰かのせいでもなく、あなたに欠点があるわけでもなく、ただ、あなたが「こういうのが愛情だよね」と決めているから、です。

世界はあなたが思うより優しいのです。

まとめ

愛情を受け取れないと一言でいっても、

・愛情もらってるんですけど、受け取れないんですというケース
・愛情?もらってませんけど?と気がつかないがために受け取れてないケース

の2つがあって、どちらのケースだとしても、ちゃんと愛情を受け取れるあなたになれる!!ってことなのです。

あなたに向けられている、優しい愛情を取りこぼさないように、ね。

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