男性が気持ち悪く感じるのは、
自分が性的な対象として見られることへの
拒否感があるからです、
というお話しをしました。
https://www.psycheros.co.jp/saiki-tomomi/archives/2166
自分が性的な対象として見られることが
気持ち悪い(=怖い)感じがする。
そう感じてしまうのは、
「自分が性的な対象として見られること」が
「怖い」と感じるようになった、
キッカケが過去にあるはずです。
セラピーをしていると、大きく分けて
「3つのキッカケ」が出てきます。
1)親が性に対して厳格だった
一つめは、
小さい頃、父親か母親のどちらかが
「性」に対して、厳格だったというケースです。
たとえば、
●思春期になって、「女性の色気」や「女性の性的な魅力」が
出るような服を着たら、母親にきつく怒られた
●男性と親密になることを禁止する父親
●男女交際に口うるさい親だった
など、
両親のどちらか、あるいは両方が、
自分の娘の「性的」な部分を禁止することで、
その娘さんが、
自分の中にある、女性としての「性的な魅力」を
封印した、というケースです。
過剰にセクシーにならなくてもいいけど、
大人の女性として、備わっていくはずの
「性的な魅力」が失われてしまったわけです。
親からすると、
それまで、「小さな女の子」だった自分の娘が
「女になっていく」ことが、
怖くもあり、
なんだか許せない感じがするんです。
「性的な魅力を出しちゃー、ダメですよー」という
メッセージを受け取ったまま大人になると、
無意識に、
「色っぽさ」や「セクシーさ」とか、
性的なものを避けようとするし、
男性から、
性的な対象として見られることも
避けようとします。
なぜなら、
男性から好意をもたれたり、
距離が縮まると、
どうしても、自分の中のタブーである、
「自分の中の女性性」や「性的な部分」に
直面させられるから、です。
男性との距離が縮まる、その先には
性的な関係も出てくるのでね。
すると、無意識に
性的なものを想起させる
相手の男性のことを気持ち悪く感じたり、
嫌悪感や怖いと感じたりしてしまうんです。
たとえ、相手の男性が
好きな人だったとしても、です。
せっかく結婚して幸せになりたいと
思っているのに、
それがブレーキとなって、
距離が縮まらないのは、嫌ですよね。
自分の中にある「セクシーさ」や
「大人の女性としての性的な魅力」って、
「みっともないこと」でもないし、
「はしたない」ことでもないし、
「怖いもの」でもありません。
大人の女性として、
好きな男性と、心も身体もつながっていく。
その幸せを感じるのに、
「性的なものへの厳格さ」が
ジャマしてるんだとしたら、
それ、なくして、
幸せになっていきましょ。
私のセッションでは、
「男性=気持ち悪い」という感覚が
変わるためのサポートをしています。
意識して変えようとしても
むずかしいけど、
ぜひ諦めたりしないで、変わる方法があることを
知ってもらいたいと思います。
・・・え?
あなたの親は、性的なものに厳格じゃなかったって?
だとしたら、
「性的な対象として見られること」が
「怖い」と感じるようになった、
2つめのキッカケが関係しているのかもしれません。
つづく。